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 第84号(全12ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2021年10月/No.84(通算100号)

続コロナ特集「コロナで見えた大切なこと」④
子ども食堂実行委員として
見たコロナ禍
あつまれ前橋スポット実行委員 関根麻衣子

コロナ以前の子ども食堂
 昨今、子ども食堂という言葉は、世間にだいぶ周知されてきたな、と感じます。テレビや、新聞でも見る機会が増え、話を耳にする機会も増えました。私もメディアなどを通して、子ども食堂を知り、参加することにした一人です。
 はじめ、私は子ども食堂では貧困の子供に食料をあげるところだと思って、参加しました。
 行ってみると、学習支援もしているところだったので、子どもたちに勉強を教えながら、いろんな話をしたり、子どもの様子を見たりしました。年齢も0歳から、小学校高学年までいろんな子供がいました。みると一人の女の子が、もくもくと宿題をしていました。初めて来たので、まだ知っているお友達がいないようでした。その子はかわいいキャラクターの筆箱をもっていたので、宿題のことを話しながら、その5匹のキャラクターの話をすると、パッと顔を上げ、楽しそうにキャラクターの話を始めました。
 宿題も終わり、そのまま話しているとほかの子も交じって話をしているうちに仲良くなって、友達だけで集まって遊ぶようになりました。

子どもが笑顔になるとき
 子どもは話を聞いてくれる大人が大好きです。
 私自身、小学生と中学生の子供がいますが、ずーっと昔から話をたくさん聞かせてくれます。その間、ずーっと子ども はにこにこしています。  今、コロナ禍で、話を聞くこともすることも、むずかしくなりました。

コロナ禍と学校
 学校生活も、運動会、修学旅行などのイベントもなくなり、食事中の話は禁止、部活などの運動も自粛。急にイベントが中止になったり、延期になったりで、子どもたちも落ち込んだり、困惑したりしていました。
 卒業式、お友達との最後の別れは、もうありません。一度しかない経験ですが、また今度にすればいい、というわけにはいきません。やるのか、やらないのかは突然決まります。それでも、子どもたちはしたがうしかありません。

大人としてできること
 でも、文句を言うのは大人です。広げるのも大人です。  子どものことを考えていますか?子供を言い訳に使っていませんか?
 子どものことを本当に考えているなら、言い訳はしないで行動で示してほしい。
 親だけの話ではありません。
 親だということだけで、しっかりしなくてはいけない、がんばらなければいけないということはないと思います。
 子どもを笑顔にするのも大人です。心の中の本音をみています。
 先に子供を純粋無垢な笑顔で迎えて、笑顔で返す。笑いあえる環境を作っていきたいとおもうし、みんなも作っていってほしいと思います。
 子どもの未来のために、またその子どもの未来のために。


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