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 第79号(全16ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2019年10月/No.79(通算95号)


 世話人会だより 

洋世(小学1年生)と創る「はとの学童」

 第2はと保育園、2年前の夏祭りの夜。阿藤園長から「石橋と"はとの学童"を創りたい」という洋世を紹介された。
 私は、「共同保育所から学校教育にスムーズに移れること」を大事に考えていたので、 すぐに意気統合して仲間集めにかかった。
 10月のある日、子ども10人、親10人ほどが集まった。「子どもはスタッフ会議」、「大人は世話人会議」――偶然、やりたいことが一致して、化石採りに決まった。
 11月4日、観音山、雁行川に化石を採りに。 40人ほど参加。――800~1,000万年以前の地層を求めて、谷底を歩いた。大自然の中で、地層を見つけ、転石をたたいた。深い谷底で、冷たい空気が流れた。――いろいろな貝の化石も採れ、お弁当も美味しかった。――快い 一日だった。
 計画し、準備をして、下見をして実施した。その全てを子どもと親がした。――私にとっては、初めての事。
 12月9日、子どもスタッフ会議8人、大人世話人会議14人が集まり、12月中にドンドン焼きをすることを決めた。  12月16日(日)10時、みんな集まってくる。
 私は焚火をした。小学生にならない小さい子が私の周りに集まってくる。――スタッフの子どもたちは竹を切りに。地主との交渉は済んでいた。――暫くして、20mぐらいの大きな太い竹を、それぞれが担いで、雄々しく帰ってきた。――みんな輝いて見えた。
 ①枝を下ろし、②太い所を6m位に切って6本を組む。③横に3段、細い竹でしめる。④その上に竹の枝を乗せて小屋はできあがった。――カレーを作っている人もいる。焚火でイモやネギを焼いている子もいる。
 夕方、みんなバラして、片付けて、当日を待った。
 当日は第2はと保育園全体の行事になった。0歳~6歳まで全体が、それぞれに燃やすもの、焼いて食べるものを用意して、楽しい時間を過ごした。
 この時も、ドンドン焼き小屋は、スタッフと世話人が、前日に作って用意した。

 3回目は、昨年の3月ごろ。 作って遊んだ。食べるものも、自分たちで作って食べて、一日を楽しく過ごした。
 子どもが創る学童は、もう、すっかり自分たちのものになっていた。
 忘れられない遊びは、1m幅ぐらいのダンボールを、10mぐらいの長さに張り、それで輪を作り(キャタピラ)、その中に、お母さんと妹が入り、はいまわっていた。楽しそうに。

 洋世たちは、3年生になった。今は野球を楽しんでいるらしい。




フォト・レポート
(「フォト・レポート」は、印刷・配付したパートナー通信では、最終ページに掲載しましたが、ご覧頂きやすいようにインターネット版では「子ども食堂フェスタ in 安中」を終えてに移動してあります。)

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