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 第78号(全16ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2019年7月/No.78(通算94号)

 2019年度「総会」の報告 
第2部企画 公開シンンポジウム
「児童虐待から 子どもの命と心を 守るために」に60名参加
 2019年度「総会」を6月15日(土)群馬県生涯学習センターにて開催しました。  
 雨模様の足元も悪い中でしたが、午後の公開シンポジウムには60名の方が参加して、群馬の現状、子どもたちへの支援や防止策などについて熱心に話し合いました。

第1部「総会議事」(午前)
 世話人会から提案された5つの議案すべてが原案通り承認されました。
 総括的な討論の場では、「活動のまとめ」を補強し、今年度方針の具体化に役立つように、昨年度めざましい発展を見せ、たくさんの大切な成果を上げている「子ども食堂」の取り組みを報告してもらいました。
◎あいおいこども食堂(桐生市)
 3つの柱「食と遊びと学び」で子育てを支援してる。3畳ほどの畳を敷いた遊べるスペースがあり、初めて来た子はお母さんにつかまってチラチラうかがう。「こっちおいで!いっしょにあそぼ!」と声を掛けられようやく遊びの輪の中に。2回目3回目になると、お母さんが受付しているあいだにピューッと走って遊び場へ。そこで出会う子たちはいつの間にか友達に。一緒にやろうと声掛け合う。
 2・3歳児のお母さんもそこに預けてちょっとゆっくり食事もして「ああ、オアシス!」その姿を見て「良かった~。」
 学習支援も始めた。群大の学生さんが宿題も見てくれる。でも、15分もするとお兄さんたちとお喋りやら漢字クイズやら自分たちで工夫して楽しい「お勉強?」

◎子どもワクワク食堂(安中市)
 公民館が使えるようになった。実績が認められて日曜日でも厨房が借りられる。スタッフさんが「防火管理者」の資格取得も。30人定員だが新しい家族が毎回2・3増えている。
 安中市子ども食堂連絡協議会が立ち上がり、「子ども食堂農園(300坪)」でものすごい種類の作物を栽培。子どもたちも農作物の育ちを見たり収穫したりと、食支援が広がった。土というのは子どもを豊かに、和やかにする。土、水、野菜、自然にのっとった喜びが。今日はタマネギとズッキーニをお裾分けに持ってきたのでどうぞ。カンパもしてね。
 無農薬栽培のKさんは毎月岡山県から来てくれる。農民連のUさんがあちこち声がけして大人たちも朝からやって来てくれる。

◎あつまれ前橋スポット(前橋市)
ポスター(前橋)の写真
 このポスター、夕べ10時まで作ってました。学習支援・食育支援・読み聞かせ・イベントの4つで組み立て。旬産旬食・栄養バランスを大切にし、食べるときにはキッチンスタッフによる「栄養のヒントコーナー」も。
 イベントは防災・環境・救命救急・SDG(持続可能開発目標)などで地域の人たちが活躍。子どもたちが意味のある事に触れることを大切に。大人も子どもたちと交流し学びと生きがいの世界に。「こどもSOS」は安心して「助けて!」と言えるところ。子ども食堂はすべてを網羅する活動になれる。

(文責:加藤彰男)

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