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 第78号(全16ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2019年7月/No.78(通算94号)

こんにちは ぐんまの子ども食堂さん!
 群馬県内の子ども食堂を訪問
「みて(たべ)ある記」レポート
第3回 「あつまれ前橋スポット」

日 時:2019年5月26日(日) 11:00~14:00
場 所:上川淵公民館
参加:38人+ボランティア32人、総勢70人
視察:Mサポ 1、社会福祉法人「あい」 1
    群馬子どもの権利委員会 1
取材:前橋市広報1、上毛新聞1

♪あつまれ前橋スポットは、誰でも参加できる「みんなの居場所」だ。大人も子どもも「無理なく楽しく!」がモットーの 子ども食堂。この日は特にたくさんの学生ボランティアさんや視察・取材が入り、にぎやかだった。
 この子ども食堂の最大の特徴は、何と言っても活動内容の充実度だ。食事(食育)、学習支援、読み聞かせ、楽しいイベントなどかなり内容が濃い。イベントも専門家による音楽や人形劇、お小遣いゲーム、クラフト、防災、人権、環境、クリスマスやお正月行事などが組み込まれ、子ども達が文化や芸術・伝統などに出会える場、さらに生活に活きて働く力を育む場としても機能している。

♪ この日は、上川渕公民館と共催でSDGsを学び、世界の平和と持続可能な未来の実現に向けたメッセージの絵を描こうというもの。最先端の活動だ。SDGsとは、国連の「地球上の誰一人取り残さない」を理念とした持続可能な世界を実現するための17の開発目標である。
 子ども達は、SDGsの話を聞き、自分の描きたい目標を選んで思い思いの絵を描いていた。「14海の豊かさを守ろう」では、美しい虹色の亀がプラごみを食べて涙を流している絵を描き、汚染の惨状から海を守ろう!と訴えていた。1時間余りだったが感性豊かな子ども達の絵は感動ものだ。作品は、「にいはま SDGsアートフェスティバル」に展示される。


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♪そしていよいよ楽しみな食事の時間。今日のメニューは、赤飯、味噌汁、豚肉の生姜焼き、チヂミ、枝豆、フライドポテト、甘夏みかん、一口デニッシュパンチョコソースがけ。栄養満点!豊富なメニューである。調理スタッフは、衛生面に注意し、SDGsに則って食品の有効活用やゴミの減量にも取り組んでいる。

 食べている間に調理スタッフによる栄養の話(食育)、食材提供元の紹介などがあった。食べている時の顔は、子どもも大人も笑顔で幸せそうだ。そして驚くことにこの日の食べ残しはほとんど無し。SDGsを学んだことが食べ物を大切にする心を育み、食品ロスを防ぐことにつながったのだろう。教育の力は偉大だ!

♪食後は2階の和室に移動し、イベントタイム。音楽家でもある代表の清水紅さんのギターに合わせ、「こども魂のテーマ」を大合唱。子ども応援歌だ。まずは読み聞かせで前橋市読み聞かせグループ連絡協議会の方によるパネルシアター。地域で活動している団体と連携することで地域活性化も図っている。
 次は、スタッフでもある愉快な「牧場音楽隊」の登場。子ども達が思わず踊り出したくなるほど乗りに乗った音楽会だった。
 人の暮らしには、心もお腹も満たされるこんな時間が大事だなと実感した1日だった

  • 場所:前橋市上川淵公民館
     前橋市後閑町35番地(027‐265‐0455)
  • 日時:毎月第4日曜日 11:00~14:00
    (夏休み・冬休み2回)
  • 費用:子ども無料、大人カンパあり
  • お問合せ: atsumaremaebashispot@gmail.com

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