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 第81号(全8ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2020年10月/No.81(通算97号)

【地域の活動紹介
子どもワクワクハウスへようこそ
今村井子(子どもワクワク食堂)


 2016年7月から安中市で子ども食堂を始めて、はや4年が過ぎました。丁度、この10月で通算50回目の開催となります。振り返るとあっという間の出来事ですが、いろいろなことがありました。
 また、月1回子ども食堂だけでなく、2017年12月からは、地元高校で週1回のテイクアウト子ども食堂も開催しています。学校で購買がなくなり昼食に困っている高校生がいると聞き、惣菜を50~200円での実費販売をスタートしました。
 子ども食堂は、一円もお金が落ちない完全無償ボランティア。運営は忙しい合間を切り抜けるギリギリ綱渡りだけれど、思いだけは誰にも負けない大人たちで継続しているのが実情です。そして、そのテイクアウト子ども食堂もこの12月で丸3年になろうとしています。
 仕事以外で「根気強く」が苦手な私にとって、これは驚くべきことです。一番驚いているのは私自身かもしれません。継続は力なりを実感することになろうとは。きっと、それは多くの大人たちが様々な場面で出たり入ったりしながら支えてくれたおかげだと思います。
 子どもワクワク食堂実行委員会は、これまでいつも「参加者の声」を大切にしてきました。あわせて、参加してくれている子どもたちの様子も、 ぞうれっしゃ写真 いつも大切に見守ってきました。子どもも大人も同じ一個人として尊重し合いたいという気持ちからです。それは、とても楽しい時間であると同時にきついこともありました。
 毎回、子ども食堂を開催する度に気づかされることも多く、次の課題のきっかけをくれることもありました。それを、つなぎ止めていくことで続けられたように思います。
 継続するための資金がない!となると、賛助会員や寄付を募ろう、になり、そのためのパンフレットを作りました。子ども食堂を知ってもらうために広げたいとなれば、一カ所の公民館でなく市内のいろんな公民館で開催しよう!となりました。
 そして、テイクアウトを始めたとき当初厨房がなく困りましたが、最初は借りて実施し、その後自前の(ワクワクハウスでの)厨房の改築に至りました。このワクワクハウスも、あるひとり親のママから「たまには、自宅以外の場所で子どもとのんびり過ごせるような場所があれば」との声からできた場所でした。ふたりでいつも自宅で過ごしていると息苦しくなることがあるのだと思います。そこで、和室を整え、赤い巨大黒板を目印にしたワクワクハウスができあがりました。まだまだ進化の途中ですが2020年7月に4周年記念とともにオープニングイベントを開催しました。集まってはいけないコロナの中だからこそ、子どもたちの声が生かされる、声がひろい上げられる場所にしていけたらと思っています。さらなる、次の子どもたちの声を子どもワクワクハウスは待っています。
*個人のニーズを掛け合わせると、それは「地域のニーズ」になる

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