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 第85号(全8ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2022年1月/No.85(通算101号)

活動報告
お米プロジェクト・けんりカルタ
事務局長 芦田朱乃

お米プロジェクトの経緯
 コロナ禍でも、子どもたちやその家族を支えようと奮闘している子ども食堂を、少しでも支援したい。そんな思いで2020年に始めた「お米プロジェクト」子ども食堂の連絡先を載せたマップを作り、記者会見を開いて寄付を呼びかけたところ、500キロを超えるお米やその他の食材、寄付金などを子ども食堂に仲介することができました。 2021年も、変異株の出現やオリンピックの強行などによりコロナ禍が継続。また、長引くコロナ不況により経済状況が悪化する家庭が増え、子ども食堂の利用者がさらに増えています。

今年度の取り組み
 プロジェクトの効果について、参加した子ども食堂にアンケートを実施しました。寄付の実績をたずねた質問では、「定期的な寄付につながった」「地域の生産者とつながることができた」などの回答があり、一定の効果があったと言えます。作成したマップの使い勝手や活用事例もたずね、いただいた回答をマップの改良に生かしていく予定です。
 寄付金の分配にも取り組みました。「自分は生産者でないのでお金で寄付したい」という方が何人もいらっしゃり、総額で150万円強が集まりました。大変なときだからこそ誰かの役に立ちたいと、多くの人が思っているのだと感じました。寄付金はプロジェクトに参加している食堂で均等割りとし、お弁当や食材、消毒液などの必要物資の購入に使っていただきました。

2回目の記者会見
 2021年は、総選挙まっただ中の10月25日に記者会見を行いました。「新米が出始める頃に」と考えての日程だったのですが、記者の関心は選挙に大きく傾いていて、前年は8社ほどの取材を受けたのに対し今年は4社にとどまり、新聞掲載も上毛新聞のみとなりました。私たちのアピールも上手でなかったかもしれません。しかし、選挙で誰が勝つかだけでなく、その陰でふつうの人たちがどんなことに困っているのか、安心して暮らせる世の中にするためにどんな政治が必要かという視点も併せ持って報道してほしいと思いました。
 今年はたった1度の新聞掲載でしたが、前年度とほぼ同数の問い合わせがあり、お米の寄付は700キロ以上になりました。県民の関心はとても高く、どの方も「誰かの助けになりたい」という思いで電話をくださっているのがよく分かりました。本当にありがたいことです。
 来年度はマップをリニューアルして使いやすくし、子ども食堂支援の輪をさらに広げたいと思います。

けんりカルタが太田市新田図書館に
 昨年12月から今年1月25日まで、新田図書館の特設の人権コーナーに、権利委員会の「子どものけんりカルタ」と「わかりやすくいいかえた国連子どもの権利条約パンフ」を飾っていただきました。

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