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 第80号(全16ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2020年1月/No.80(通算96号)


こんにちは ぐんまの子ども食堂さん!
 群馬県内の子ども食堂を訪問
「みて(たべ)ある記」レポート
第5回 食育レストラン「 晴れのひ」

日 時:2019年10月16日(水)
場 所:浜川 こどもとおとなサポートセンター内
参加者:総勢24人
メニュー:ナスとベーコンのトマトソースパスタ、シェフの気まぐれサラダ、洋風スープ、手作りクレープ

♪一歩足を踏み入れれば「ガランとした印象の表、病院や施設の建物感が漂う外見とは違う」、とわかる。「晴れのひ」は清潔で和やかな雰囲気のある子ども食堂だ。ここが出来たのは2019年6月。明るい色の内装と家具、大きくとった窓、オープンキッチンの広いスペース、まだまだ新しく、たいへん開放感がある。縦型のペンダントライトも小洒落ていて、ちょっとしたレストランみたいだ。いやいや、「晴れのひ」は食育レストランであった。

♪スタッフはキッチンの3人のみ。最小人数で回している彼らは何やらやたらと手際がいい。聞いてみると、みな管理栄養士なのである。「古くから伝わる一汁三菜を基本に、和食・洋食・中華などのさまざまなメニューや、四季折々の行事食も提供」と、PRしているが、なるほど、お味もカフェかと思うよう、プロの仕業がちょっと顔を出している。それも今回、寄贈の食材をうまく活用でき、買ったものはほとんどないと言う。また、「アレルギーがある方、硬いものが苦手な方など、お気軽にお問合せください」と。 さすが医療系施設、柔らかい食べ物が良い、赤ちゃん、年配者、障害者にも対応していると云うことか。

♪さて、2家族に囲まれて座り、美味しく頂きながらの会話に「本当にここがあって助かっている」「今日は朝からここに来るのだけが楽しみだった」「ここがなければやっていけない」などの声があった。仕事で疲れた夜、手作りのご飯が迎えてくれる居場所、 安心してこどもを連れて行ける、無料の居場所。「晴れのひ」の存在は母子の生活に浸透し、支えとなっている。温かいご飯は心と体に効果効能がある。お腹と心を満たし、子どもとお母さんをそっと受け止める子ども食堂は現代の生薬なのかもしれない。子供達は教えてもらいながら楽しそうにクレープを自分で作り頬張っていた。子どもと触れ合う管理栄養士さんたちの笑顔は優しくて穏やかだ。その日の献立の味も優しくて穏やか、みんなの心が「晴れのひ」となった。

♪ちなみに、「晴れのひ」のある、浜川こどもとおとなサポートセンターは社会福祉法人 榛桐会が運営し、多機能型通所支援事業・訪問看護事業・居宅介護事業・障害児歯科診療所・相談支援事業を行っている。また、地域支援事業として発達障害児のための『学習支援教室』も進行中だ。

  • 場所:高崎市大八木町168-1(浜川公園隣り)
  • 日時:毎月第2,3,4水曜日 午後4時~7時まで
    https://harenohi-uraraka.wixsite.com/...
  • 定員:1日/10~20人
  • 費用:無料。人数が多くなってきたら、大人から
    200円徴収する場合もあり
  • 予約:027-361-1188 / FAX 027-364-1177 /
    manabuono2017@gmail.com
    電話予約優先、当日参加も可

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