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 第77号(全12ページ)からの転載です。

パートナー通信

パートナー通信タイトル
2019年4月 /No.77(通算93号)


子ども会員のコーナー No.12

 
内田翔子 さん(8歳)↑
桜とお友達の絵を描きました。動物が大好きです。

 

↑今村友紀 さん (小6)


芦田嘉治 さん(小3)
絵本『カンカン電車がとおります』 (全7ページ)を作りました。 ↓
 
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つづく

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 4月に入り優しい春の陽の光と暖かい風が吹く、そんな時期がやってきました。そんな中、毎年私は春のセンバツ高校野球を楽しみにテレビの前で見ています。今回は、そんな高校野球で最近話題になっている球数制限の事です。夏の第一回から100年が経ちますが、現在高校野球の公式戦で球数制限はありません。過去にも一人の投手が〝投げすぎ〟や〝酷い〟などと報道されたことはありましたが、特に話題となったのは、あの金足農業高校の吉田輝星投手(日ハム・ドラフト1位)が6試合で881球を投げた事でした。これについてメジャーの関係者は「拷問」と述べています。
 以前にも甲子園で「過度の投げ込み」により、素材は一流ながらプロ入り後に肩を壊したという選手も少なからずいました。アメリカでは基本、高校生に100球以上は投げさせないそうですし、国際大会でも球数は80球です。しかし今も高校野球では球数制限はありません。その理由としてよく言われるのが、ベンチ入りが18人である以上、選手層の薄いチームに不利に働き公平に試合が出来ないというものです。確かにこの考えには一理あると思います。また「二人以上のエースを育成していけばいい事だ」と発言する専門家もいますが、それでは選手層の厚い、主に強豪校、私立校といった学校と戦うには公平とは言えないかもしれませんし、競技人口が減少傾向にある今、難しいと言わざるをえません。なので高野連は休養日を入れたり、投球回制限をしたり、タイブレイク制度の導入に踏み切りました。
 私が考える高校野球で球数制限をしない、出来ない理由は他にあると思います。例えば、皆さんがある試合を見るとします。Aチームは9回をエースが一人で投げぬき0点に抑えた。Bチームは3人の継投で0点に抑える。皆さんはどちらのチームを応援しますか? ほとんどの人がAチームを応援するのではないでしょうか。私たち日本人に多い考え方らしいのですが、やはり前に書いたように一人で頑張るチームを応援してしまうようです。また、それを見た選手たちも「ここで粘らなければ…」「俺には一回しかない…」などと言って奮闘した結果、肩やひじを壊してしまうのです。
 最後に、未来のプロ野球選手を育成する上で球数制限を導入するべきだと思います。たった一回きりだから肩を壊してまで投げるというのは良くないです。選手の熱い気持ちはあるでしょう。だからこそ厳格なルールが必要なのです。

今村光一 さん(高1) 

「こどもぺえじ」はわたしたち子どもの声を伝えるコーナーです。詩や絵、作文、写真なんでもOKです。『パートナー通信』編集部の加藤さん(terter8199@dune.ocn.ne.jp)へ送ってください。

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